これぞリノベーションな案件がやってきました。
とある賃貸マンション。
入居されていた方がお引越しされたら、改装して、また新しいお客様
を待つ…
何回繰り返されたのでしょうか。
現調を依頼され行ってみると、築年数の経ったマンションですが、外壁がきれいに塗装されている。
内装もきれいでクリーニングもされています。

でもどうしても変わらないものがある!
それは設備。



バランス釜って見たことない人も多いのでは?
昔はお風呂の横にこのような給湯器がくっついていたのです。
それと、大家さんの心遣い、給湯器の写真を見てください。
各ポイントの場所に『一言コメント』
こんなフキダシがくっついていました。
すごく素敵な大家さんですよね!
なんと下見をしにきたお客さんが手持ちの家具を『置けるかな?』
と検討するときに使えるよう、
スケールと部屋の図面まで置いてありましたよ。
そんな細やかな気遣いの出来る大家さんは、
この設備の古めかしさをなんとかしたいと、
クリーニングの済んだ空き部屋のプランをご依頼下さったのでした。
昔は、リフォームするなんてこと、何も考えていない時代だったので、
給排水、ガスの配管はモルタルの壁の中や床下に埋もれ、
壁にはブロックを積み、解体も大変。費用もかかるのです。
新しい物に替えるということが、とってもしにくいんです!
賃貸マンションのリフォームは金額勝負!
いかに費用を押さえ、見栄えを良くするか…
このお部屋は、壁は左官下地で塗装仕上げなんですよ!
石膏ボード+クロスで『味気ないなぁ』と思うことが多い中、
これは貴重です!
味のあるリノベーションができると思うのです。
予算と戦いながら、プラン中です。
できましたらまたUPします!